看護師になるには

看護師になるには高校は何科がいい?文系?理系?偏差値はどのくらい必要?

高校生

 

 

中学生
中学生
「 将来、看護師になりたい。高校は何科がいいの?
文系か理系かどっち?」

「偏差値はどのくらい必要なの?」

「高校選びを失敗したくない!」

 

こんな悩みや疑問にお答えしたいと思います。

 

この記事の内容
  • 看護師になるには高校は何科がいいのか
  • 文系と理系のどっちを選ぶべきか
  • 偏差値はどのくらい必要なのか
  • 中学生から看護師を目指す最短の方法

 

10年以上の看護師歴、転職経験やたくさんの看護師との関わりを通して今なら分かる、中学生の頃には知らなかった看護師になるための高校の選び方を現役看護師が解説します。

 

【看護師になるには】資格は?何を勉強したらいい?何年かかる?看護師になるには資格は必要?看護師資格をとるには?何を勉強すればいい?何年かかる?看護師になるために必要な資格や取得方法、選択肢を解説します。看護師になるための勉強やモチベーションを保つ方法、看護師資格の取得方法、看護師になるには何年かかるのか、最短で看護師になるにはどうすればいいのか知りたい方向けです。...

 

看護師になるには高校は何科がいい?文系?理系?偏差値はどのくらい必要?

高校生

 

 

看護師を目指そうと思ったときに、何科の高校がいいのか、文系と理系のどちらを選べばいいのか、偏差値はどのくらい必要なのか・・・高校選びに迷いますよね。

 

中学生の段階では、将来のイメージがつきにくいのではないかと思います。

筆者も中学生の頃なんて、なんにも分からなかったです。

 

そこで、今なら分かる看護師になるための高校選びについて説明したいと思います。

 

看護師になるための高校選び

  1. 看護師になるには高校は何科がいいのか
  2. 看護師になるには文系と理系のどっちがいいのか
  3. 看護師になるには偏差値はどのくらい必要か
  4. 中学生から看護師を目指す最短の方法とは

 

上記①〜④について、順番に解説していきます。

 

看護師になるには費用はいくらかかる?必要な費用の内容と安く抑える方法。看護師になるには費用はいくらかかる?看護師になりたいけどお金が心配。学費分用意すれば大丈夫?費用を安く抑える方法を知りたい方向けに、看護師になるには費用がいくらかかるのか、看護師になるためにかかる費用の内容や費用を安く抑える方法について、看護師歴10年以上の現役看護師が解説します。...

 

 

看護師になるには高校は何科がいいのか

 

看護師になるには高校は何科がいいのか。

結論から言ってしまうと、普通科でいいと思います。

 

筆者は普通科から看護師になった一人です。

これまで出会った看護師のほとんども、普通科から看護師になっています。

中には商業科から看護師になった方もいましたが、「看護師になるのに何科でないといけない」という決まりはありません。

 

高校選びに迷う方は多いと思いますが、要は「看護師養成の学校を卒業し看護師国家資格に合格できればいい」のです。

 

高校が何科であろうが看護師になるためにはまず、看護師養成の専門学校や大学の看護学科に合格する必要があります。

 

看護学校や大学への受験科目としては、国語・数学・英語・生物または化学などが主です。

普通科であればこういった看護師学校や大学へ入るために必要な科目を習うので、受験のときにも何ら問題はありません。

普通科であれば、高校生の期間に進路変更をしたくなっても別の進路への変更もしやすいので、早い段階から進路を狭める必要もありません。

 

関連記事:【看護師になるには】資格は?何を勉強したらいい?何年かかる?

 

 

高校の看護科や普通科看護・医療系進学コースなどを選ぶメリット

 

高校の看護科や普通科看護・医療系進学コースなどを選ぶメリットは、高校のカリキュラムで職場体験ができたり、看護の仕事を見たり学んだりする機会を設けている学校もあるということです。

 

高校でそういった環境があると、将来の明確なイメージが持てたり、勉強のモチベーションを高められるとは思います。

 

また、看護系大学の入試に必要な理数系のカリキュラムや小論文・面接などのフォロー体制は、普通科よりも特化しているかもしれません。

 

ただし、明確に看護師を目指すことを決めている方向けです。

 

 

高校の看護科や普通科看護・医療系進学コースなどを選ぶデメリット

 

高校から看護科を専攻すると、周囲の友達や交友関係も看護師を目指す人たちになります。

 

同じ目標を持つ友だちと学ぶことでモチベーションを高め合えたりもしますが、看護学校や大学の看護学科、看護師として働いてからの周囲はみんな看護師など医療関係者になります。

 

普通科の高校に通うと、将来看護師ではない他の職業に就く友達が自然に作れ、社会人になってからその高校で出会った友達たちが貴重になったりもします。

 

また、中学生の時点では少ない情報の中から看護師という職業を選択している方も少なくないと思います。

 

将来の選択肢は多く持っていた方が進路変更はしやすいので、看護師になることにまだ迷いのある方には特に普通科をおすすめします。

 

 

何科であっても高校生のうちに体験しておいた方がいいこと

 

筆者は普通科の高校でしたが、高校の近くにある病院で1日看護体験に参加したことがあります。

 

実際に働いている看護師さんから説明を受けたり働いている様子を間近で見れて、それまで全くイメージできていなかった現場の様子を知れるいい機会だったと思っています。

「看護の日」などに1日体験をできる病院があるので、何科であっても高校生の間に一度は看護体験などに参加しておくことをおすすめします。

看護学校や大学受験の面接でのネタにもなります。

 

関連記事:看護師の仕事とは何か。【定義と仕事内容】をわかりやすく簡単に知りたいっ!

 

 

看護師になるには文系と理系のどっちがいいのか

 

「理系でないと看護師になれないと聞いた」、「文系科目の方が得意なんですけど、理系じゃないとダメですか?」という話を聞くことがあります。

 

結論から言うと、文系・理系どちらからでも看護師になれます。

実際の看護師にも、文系卒も理系卒もいます。

 

看護師が就く多くの職場では薬剤を使用する医療行為を行うため、正確な数量を求める計算能力は大切です。

しかし、基礎的な計算力は必要ですが、複雑な数学の能力は要求されません。

 

自分が文系タイプで、理系の勉強は無理だから看護師になる夢を諦めようとしている方がいたら、文系が理由で諦める必要はないと思います。

 

看護師になりたいと思う気持ちを大事にして欲しいです。

 

参考記事:【看護師になるには】資格は?何を勉強したらいい?何年かかる?

 

 

すでに高校生で文系だという方は

 

すでに高校生で文系だという方は、文系か理系かなんて気にせずに看護学校や大学の看護学科への受験勉強を進めていきましょう。

どこ出身であろうが、まずは看護科の大学や看護専門学校に合格することが看護師になるために必要な第一歩です。

 

大学や専門学校によって試験科目は違います。

言ってしまえば、文系科目中心で受験できる学校を選ぶこともできるので、志望校の選び方次第です。

 

看護学校や大学の看護学科の受験科目には小論文を実施している学校が多く、進学後はレポートの提出など文章を作成する機会も多いので、この点は文系の方にとって有利かも知れません。

 

余計なことは考えずに、受験勉強や小論文・面接対策に集中しましょう。

 

 

現在中学生で進路に迷っている、高校生で文系理系の選択を迫られているという方は

 

一方、現在中学生で進路に迷っている、高校生で文系理系の選択を迫られているという方には理系を選択することをおすすめします。

 

看護学校や大学の看護学科の入試科目には、国語・数学・英語・生物または化学などが挙げられます。

学校によって試験科目は違いますが、理系を中心に勉強しておくと選択できる学校は多くなると思います。

 

また、進学後は受験科目にはない解剖生理学、薬理学、病理学、公衆衛生学などの理系科目を履修することになります。

これらは看護師国家試験科目に含まれてくるため、進学後の理系科目の勉強は必須です。

 

高校在学中から理系科目を勉強しておくと、大学や看護学校へ入学後の勉強が多少楽になるかもしれません。

 

入試項目は学校によって違うので、行きたい学校がある方や自分の住んでいる地域の学校に行こうと思っているという方は、学校の入試項目を早めに確認して必要な科目を重点的に勉強できるといいとですね。

 

関連記事:【看護師になるには】資格は?何を勉強したらいい?何年かかる?

 

 

看護師になるには偏差値はどのくらい必要か

 

看護師になるには偏差値はどのくらい必要なのか、というと正直学校によってピンキリです。

 

大体の目安としては、45~65程度の偏差値が求められます。

 

地域によっても変わってきますし、偏差値だけでなく人気度によっても入試の難しさは変わってきます。

 

なので、

名の知れた有名大学に入りたいのか

立地はどこでも良いから大学に入りたいのか

なるべく安い看護専門学校に入りたいのか

家の近くの看護専門学校に入りたいのか

 

など、どんな学校に入りたいのかをまずは考えましょう。

求められる偏差値も異なります。

 

基本的に、有名大学や国公立大学、国公立の看護専門学校などは人気で、倍率が上がるにつれて求められる偏差値は高くなる可能性があります。

 

学力に合わせた学校を選ぶのではなく、まずは行きたい学校に合わせて学力を上げることを目指していくことをおすすめします。

 

 

志望校が明確だと必要な偏差値や受験科目が分かり、目標に向けた勉強の計画を立てやすく、日々の勉強のモチベーションも保ちやすいと思います。

 

「どの学校を志望すればいいか分からない」という方は、なんとなくでもいいのでいくつかの学校をピックアップして、学校のホームページを見てみたりパンフレットを取り寄せたり、実際に学校見学をしてみましょう。

通ってみたい学校や気になる学校が見えてくると思います。

 

関連記事:【看護師になるには】高校卒業後の進路。専門学校と大学のどっちがいい?

 

中学生から看護師を目指す最短な方法とは

 

あくまで中学生の時点で「将来は絶対看護師になる!」と決めている方向けの話です。

 

中学生から最短で看護師を目指す方法として、中学校卒業後に5年一貫制看護高等学校へ入学するという方法があります。

一貫制のため、再度看護学校への受験をする必要がなく、最短で看護師になることができます。

 

初めの3年間は普通教科と看護に関する基礎科目を学び、その後2年間は看護の専門科目を学びます。

その間、専攻科へ進むための入試の必要がなくなるため、看護師国家試験の受験勉強に専念できます。

 

3年間の課程を修了すると高等学校卒業の資格がもらえ、その段階でやっぱり大学や短期大学に入りたいと思えば編入することも可能です。

 

中学生の段階では看護師になろうかどうかまだ迷っている、という方にはおすすめできませんが明確に決めている方にはいいと思います。

 

まとめ

 

看護師になりたい方にとって「高校選びから失敗したくない」という思いや「文系からでも看護師になれるのか不安」という方は少なくないと思います。

 

高校は文系からでも理系からでも、看護師になれます。

早めに行きたい看護専門学校や大学を見つけて、目標をもって必要な受験科目の勉強に取りかかれるようにしておきましょう。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

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