「学費分用意すれば大丈夫?現実的にかかる費用の内容を知りたい。」
「看護師になるための費用を安く抑える方法はある?」
こんな悩みや疑問にお答えしたいと思います。
この記事の内容
- 看護師になるには費用はいくらかかるのか
- 看護師になるために現実的にかかる費用の内容
- 看護師になるための費用を安く抑える方法
看護師になるまでに実際にかかる費用や内容、安く抑える方法について現役看護師が解説したいと思います。
看護師になるには費用はいくらかかる?学費以外にもかかる現実的な内容
看護師になるためにかかる主な費用は、専門学校や大学の学費です。
どの学校を選択するかで、看護師になるためにかかる費用には大きく差が生じます。
また、看護師になるためにかかる費用は学費だけではありません。
看護師になるまでの全体的な費用を抑えたい方のために、その他にもかかる現実的な費用についてまとめました。
看護師になるためにかかる費用
- 学校の入学試験に向けた勉強教材や講習などの費用、移動費
- 学校見学時に滞在するホテル代や移動費
- 専門学校や大学の受験費用、受験時に滞在するホテル代と移動費
- 専門学校や大学への入学・在学費用
- 専門学校や大学在学中の生活費
- 看護師国家資格の受験に向けた勉強教材
- 看護師国家資格受験費用
上記①〜⑦について順番に説明していきます。
学校の入学試験に向けた勉強教材や講習などの費用、移動費
看護師になるためにはまずは、専門学校や大学に入学することが必要です。
学校に入るための勉強として、問題集などの教材の購入や看護学校や大学の看護科への試験対策に特化した予備校などの講習会への参加費用がかかります。
講習会にオンラインで参加する場合は必要ありませんが、予備校や塾などへ通学するとなると移動費用もかかりますね。
自分で試験対策ができるという方にはかからない費用ですが、確実に合格するための試験対策として必要経費となる方は多いです。
学校見学時に滞在するホテル代や移動費
専門学校や大学を見学することは、実際の看護の現場のイメージがしやすく、試験勉強のモチベーション維持にも繋がるためおすすめです。
希望する学校が家から近い場合には必要ありませんが、希望校が遠方の場合は、移動費や滞在用のホテル費用が必要となります。
専門学校や大学の入学試験費用、受験時に滞在するホテル代と移動費
専門学校の受験料は学校によって差はあるのですが、1校10,000~30,000円程度です。
複数の学校を併願することを想定すると、受験料も意外とかかりますね。
ですが、学校に合格できなくては看護師になれません。
留年するともっと多くの費用が必要となるので、ケチらずに複数校を併願し確実に合格できるようにしたいですね。
受験する学校が遠方の場合には、飛行機代や新幹線代などの交通費、宿泊費が必要となります。
宿泊代もなるべく低額に抑えたいところですが、受験日前日から滞在する場合はぐっすり眠れて集中できる環境、学校になるべく近い立地で朝の通学時間や電車の遅延などへの不安をできるだけ抑えられる環境の宿泊場所にしたいですね。
受験料だけでなく、受験に伴うトータルの費用を想定しておきましょう。
関連記事:【看護師になるには】高校卒業後の進路。専門学校と大学のどっちがいい?
専門学校や大学の入学・在学費用
看護師になるための主な費用が、専門学校や大学の学費ですね。
どの学校へ入学するかで看護師になるためにかかる費用には大きく差が生じます。
学費の内訳としては、入学金や授業料、教材費、ユニフォーム代や設備費・実習費などがありますが学校によってさまざまです。
基本的に学費が安いのは①国公立の看護専門学校です。
次に安い順に、②私立の看護専門学校、③国公立大学の看護学科、④私立大学の看護学科です。
地域差などもありますので一概には言えませんが、基本的にはこの順番で学費は異なります。
看護専門学校が3年制であるのに対し大学は4年制なのでその分学費の違いが出てきます。
私立大学の学費となるとピンキリで、100万円以上の差が生じます。
在学中には、聴診器や血圧計などの購入も必要でした。
実習に行くようになると、実習先の科に特化した参考書、アセスメントやレポート作成などに関する参考書なども購入することになると思います。
授業料以外にも諸費用がかかるので、募集要項などに掲載されている費用ギリギリではなく多めに見積もっておきましょう。
関連記事:【看護師になるには】高校卒業後の進路。専門学校と大学のどっちがいい?
専門学校や大学在学中の生活費
在学中の生活費として、住居費・通学費・光熱費・食費・交際費などがかかります。
生活費は、実家暮らしなのか、寮暮らしか、アパートでの一人暮らしをするのかによって変わってきます。
入学する学校が実家から近い場合には実家暮らしが一番費用を抑えられると思いますが、一人暮らしをしたい、都心へ上京したいという方も少なくないと思います。
実家暮らしという選択はないと思っている方には、寮に入ることをおすすめします。
特に初めての一人暮らしが不安という方にとっても、寮には他の学生や警備の方がいるので安心です。
試験期間中や実習期間中などは、なるべく学校の近くに住むことで勉強時間をより多く確保できますね。
多くの寮は学校に隣接しているか学校から比較的近い位置にあり、低額で提供されていることが多いです。
寮を完備している学校は少なくありませんので、学校選びのときに注目してみましょう。
生活費は意外とかかります。
学生同士でご飯に行ったり飲みに行ったりすることも多いと思うので、お金がなくてみんなの輪の中に入れないということのないように、多めに見積もっておく必要がありますね。
看護師国家資格の受験に向けた勉強教材
看護師国家資格の試験対策として、問題集などを購入する方が多いと思います。
看護師国家試験対策用に予想問題などのよくまとめられた本が販売されており、2,000〜3,000円ほどのものから1万円近いものまであります。
受験勉強用の教材も意外とかかりますので考慮しておきましょう。
ちなみに筆者が学生のときは、試験対策に下記が人気でした。
ほぼほぼこれらの本での勉強のみで一発合格できたので、おすすめしたいですね。
看護師国家資格受験費用
看護師国家資格の受験手数料は、5,400円です。
高いのか安いのか分からないかもしれませんが、他の資格(弁護士や美容師など)に比べれば安価なんです。
看護師国家資格受験時に受験手数料の他に必要な費用としては、受験場所への移動費、遠方であればホテル宿泊代などです。
看護師になるための費用を安く抑える方法
費用を一番安く抑える方法
- 公立の看護学校に入学する
- 実家から近い、または学校の敷地内に位置している寮があり寮費が低額のところに滞在する
3〜4年の期間の在学となるため、専門学校や大学費用だけでなく住居なども総合的に考えた方がいいです。
もちろん3〜4年間過ごす大事な場所ですから、料金だけにこだわらず楽しく学習できそうなところであったり、自分の希望する未来の見える学校を選択したいですね。
まとめ
入学金や授業料などの学費だけでなく、各教材費などの諸費用や生活費なども合わせた学校選びが大事です。
事前にシミュレーションをして、費用に余裕を持って安心して勉強できるようにしておきたいところです。
資格を取得するまでの費用はかかりますが、一度資格を取ってしまえば看護師は社会情勢に影響を受けにくく転職もしやすい職業のため、今後の人生を考えたらコスパがいいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。